工場の求人で性別や年齢の制限が緩和されている理由

工場の求人で性別の制限が緩和された理由

工場の求人に限らず、基本的に求人の段階で性別を制限するのは男女雇用機会均等法違反になります。この法律では一部の例外を除き、性別を理由とする募集・採用が禁止されているからです。
従ってシフト制の深夜勤務でも、法律上は女性も働くことができます。しかし交代制勤務は生活リズムを保つのが難しいため、かなりハードな仕事になります。また重いものを持つなど女性にはこなすのが難しい仕事でも応募の段階では性別で制限できないため、応募してもよほど体力のある女性以外は採用されないというケースもあります。性別ではなく仕事の性質による不採用です。募集要項に「体力のある人向け」などと書かれている場合には、応募の段階で工場に問い合わせる方が無駄な就職活動をなくせます。

工場の求人で年齢の制限が緩和された理由

こちらも工場に限らない話ですが、労働施策綜合推進法によって募集時の年齢制限は一部の例外を除いて原則禁止されています。定年年齢を超えていない限り、年齢が高いことを理由にして募集から除外したり不採用にしたりすることはできません。そのかわり募集時には「持久力が必要」「筋力が必要」など、業務内容と必要な能力を記載することになっています。仕事ができるなら工場は、年齢に関係なく採用しなければなりません。
年齢が低い場合には、年齢によって労働基準法が様々な保護規定を設けています。18歳以上で「満20歳未満のもの」はこの法律では未成年ですが、22時~5時までの深夜の労働は許可されています。昼間と夜間の交代制なら、16歳以上の男性は深夜労働が可能です。